指名打者(DH)への代打・代走
指名打者(DH)への代打・代走
指名打者は少なくとも一度打撃を完了しなければならない。一度打撃を完了した後か、相手チームの先発投手が降板した後は、指名打者に対して代打や代走を起用することもできる。この代打者または代走者は、それ以降指名打者として、退いた打者の打順を引き継がなければならない(このルールは1982年から適用)。
▽1982年8月12日の近鉄バファローズ戦で、阪急ブレーブス・上田利治監督が近鉄の先発投手(鈴木啓示・左投げ)を読み切れず、指名打者に投手の山沖之彦を偵察要員として入れ、試合開始後の第1打席に代打・河村健一郎(右打ち)を送ろうとしたものの上記ルールによって打者交代が認められず、山沖が打席に立つ羽目になった(山沖は三振)。
その後、パ・リーグでは予告先発が導入されたので上記のようなケースはまず起こらなくなったが、次のようなケースもある。
▽1998年5月15日のオリックス・ブルーウェーブ対福岡ダイエーホークス戦では、オリックスの指名打者としてトロイ・ニールが先発発表されていた。ところがニールは開始直前になって体調不良を訴えた。しかしメンバー発表後であったため上記ルールにより交代は認められず、ニールは打席に立たなければならなかった。ニールは2ランホームランを放つとそのまま退き、病院へ直行した。
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